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■ 平均値

 平均値と言うのは数値によって恐ろしく誤ったモノになると言うのを

ご存知でしょうか?

 例えば、市場調査で平均所得の数値を取るとしましょう。ここでは巨大な

サンプル数でモノを書いても仕方ないので5つのサンプルを例にします。

 A : 5000万円
 B : 250万円
 C : 250万円
 D : 250万円
 E : 250万円

この場合、平均値は、


 ( 総合計 ÷ 人数 )


で出ますから、1,200万円になります。

 では、これがこれから店舗を構える商圏の状況だったとしたなら、1,200

万円を視野に入れた商品展開をしてしまうと潰れると言うのは理解できると

思います。

 なぜなら、マーッケット自体は250万円の層が圧倒的に多いからです。

 つまり、所得などの状況を判断する場合


 【 その所得層の人口分布を参照し一番数値が多い所を目安にする 】


訳です。

 つまり、過疎地にアラブの王様のような日本国民が遭遇した事もない

ような巨額の富を持った人がその資産をそのままに移住された場合、そ

の場所の平均所得は訳が解らない程上がってしまう訳です。

 こう考えるとかなりいい加減な数値と言えます。

 この手の数字と言うのは、同数や特定の範囲で区分けできる層に人口

が分布しない場合においてのみ有効なもので上下幅が広い場合ではあま

り使わないモノだと言えます。

 多分、行政では幾つかの尺度が必要になると思います。

 まず、第一の尺度が


  ■ 生活保護レベルの層


 これは、分布数は少ないが確実に割り出し、社会保障費の換算において

必要になる数値です。次に、


  ■ 分布が最も多い層


これは、その地域の所得分布を理解する指針になります。

 つまり、この数字が低いと税制がそれで大丈夫なのかどうかが解ります。

あまり強烈な税制がそこに存在してしまえば分布の多い層が痛むので貧困層

が増加する要因になります。

 当然、教育や医療なども所得から捻出されるのでこの点のこの層がどの程

度あり富裕層がどの程度存在しているのかと見比べる必要があります。

 最後に、高齢者などの層です。

 この点は、前述の部分と別に考える必要があります。

と言うのも、所得税を納められている現役の方からそうでない層まであるの

ですが基本的には、


 【 極一部を除けば年金収入の方が多い層 】


と言えます。


 【 好景気だから年金の大々的なボーナス支給 】


と言う、国が終わる恐怖のバラマキは不可能ですから景況感の悪化の煽り

は受けても、景気の上昇によって何か恩恵を受ける訳でもない層となって

います。

 つまり、影響を受ける層は、景況感の指標になりますが、そうでない層

は、暮らしぶりの指標となるのではないか?と思います。

 こうして見てみると、全部まとめて平均値を出すと言うのは、数値の正

確さを害するモノであり、問題が多い事が解ると思います。

 例えば、景況感が悪化してくると、企業業績も下向くのですが、この時

に個別の店舗の経営状況を平均値から査定するアホはこの地球上に居ませ

んから(間違って居てしまったら、来年辺りその企業は廃業しているでし

ょう。)平均値と言うのはゲームのように単発で出る数字のアベレージを

取る上での指標であり、実際にはモンテカルロ法のようなサンプル収集か

らのモノのほうが正確なのではないかと思います。

 多分、業績で考えるなら、財務状況を優先しアベレージ査定と言う


 【 どこのアホから教わったんだ?! 】


と言うようなモノは使わないと思います。

 学校のお勉強が無理で、その後学校の境域から開放され、学習を全くし

ていないまま老いてしまった層ではアベレージ信仰(既に土地神話といい

勝負の信仰度です。)があるようですが、数学にはもっとましな算出方法

は多くあるので、あまりアベレージと言うモノに縛られない事が重要かと

思います。

 また、指標の場合、比較の為にアベレージラインを使いますが、そう言

った単一のモノの最終的な終値などとの比較と言う面では意味を持ちます

が、複数のDATAがある場合で極度に上下の差がある場合だと平均値はアテ

にならない事もある訳です。

 経済指標の場合、平均値でも意外とポジティブに出る気がするのですが

民間調査とのギャップを見ると国営機関の調査結果はよりポジティブな数

字が並ぶ傾向にあります。(つまり環境的にネガティブに振れている場合

相当精神的にヤラれてしまいます。)

 平均などはスプレッドシートで利用できる関数だったり、プログラム上

で利用できる実装関数として存在しているのですが、その事を踏まえて数

字を見てみると、その関数がどれに最適であり、どれに不適であるか見え

てきます。

 つまり、用意されたDATAが同一であったとしても、数字の取り違えをす

ると結果が大きく変わってしまうと言うのも数字の不思議な所だったりし

ます。


http://blog.goo.ne.jp/kay-nea_l-u/e/d0c1e8da6bda5fb8fc06c881bd468328

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