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春の彼岸春の彼岸 3月17日~23日 (はるのひがん) 春分の日を中日としたその前後7日間。雑節の一つ。始めの日を「彼岸の入り」、中日を「彼岸の中日」、終わりの日を「彼岸の明け」という。この間に、お墓参りをしたり、先祖の霊の供養をする。 彼岸会仏教では、彼岸会(ひがんえ)を行ない、祖先の霊を慰める法要を営むこととしています。彼岸会は、桓武(かんむ)天皇の延歴24年(805)の頃、皇祖の追善供養のため、春と秋の彼岸7日間に、全国の国分寺で金剛般若経を読経させたのが始まりといわれています。平安時代から朝廷で行われた彼岸会は、江戸時代には、庶民の間にも年中行事として広まりました。「彼岸」とは、「向こう岸」という意味です。こちら岸にあたる現世は、「此岸(しがん)」といいます。「此岸」の欲望や迷い、悩みを断ち切り、生死の海を渡って到達する終局、理想、悟りの世界が「彼岸」です。つまり煩悩(ぼんのう)を解脱(げだつ)した境地をいいます。在家の人々に、この期間だけでも「彼岸」を求めさせようとしたのが、「彼岸会」の起こりだそうです。 彼岸の行事古く日本には、季節の変わり目に農神を祭り、作物の豊穣を祈り、収穫を感謝する風習がありました。さらに日本古来の祖先崇拝の信仰と仏教の教えが一緒になり、日本独自の彼岸の行事となりました。一般に、春は牡丹餅(ぼたもち)、秋は御萩(おはぎ)、それに五目寿司などを作って仏壇に供え,仏さまを供養し、祖霊を祭ります。家族揃って寺参り、お墓参りに行きます。 牡丹餅と御萩(ぼたもちとおはぎ)春に作るものを牡丹餅と言い、 秋に作るものを御萩または萩の餅といいます。それぞれ春の花「牡丹」と、秋の花「萩」に見立てた名であって、同じもののことです。同じものを季節で言いかえるとは、これこそ日本人の繊細な感性と言えましょう。 ぼたもちの異名春秋で呼び名が変わるぼたもちですが、さらに夏と冬でも変える人がいるそうです。また、粒あんのものをおはぎ、こしあんのものをぼたもち、と言い分ける人もいます。秋は収穫したての皮の柔らかい小豆で粒あんにし、春は冬を越した皮の堅い小豆でこしあんにするからだそうです。あんこの餅をぼたもち、きなこのものをおはぎと呼ぶ人もいます。 その他ぼたもち・おはぎには、地域や各家庭、作り方の違い等で多くの異名があるようです。それだけ広く食べられているということでしょう。しかし昔は大変なご馳走で、春は豊作を願い秋は収穫への感謝として、神さまやご先祖さまに捧げる時か、特別なお客さまをもてなす時にだけ作られたものでした。今では一年中売られており、多くは「おはぎ」で通用しています。
http://wa-no-kokoro.blog.so-net.ne.jp/2008-02-22