健康な暮らしをサポートし肥満や生活習慣病を招く食生活の改善などについて多く記載しています。
第5章 その(12)創作小説ランキングサイトに登録しました。よろしければ下記リンクをクリックお願いします。http://www.webstation.jp/syousetu/rank.cgi?mode=r_link&id=3967 第5章 その(12)「そんな風に思ったこともあったし、もっと苦しめばいいと思ったりしたの。一生彼女は作らないって約束したでしょう。だから美緒さんや加代子さんとの付き合いは壊したいと思ったの。もっと意地悪な悪霊みたいになると思う」「じゃぁ、どうすればいいの?」「祐介さんの身体を借りたいの」「借りたい?」「そうよ、生身の感覚をもう一度味わいたいの、自分の自由にね。それには祐介さんにしばらく身体から出て行って欲しいの」「そんなこと出来るわけないだろう」「簡単よ、あなたが心で、いいよって思えばすぐよ。もし替わってくれたら、その後は、私はあなたの中から出ていってあげる。もう、私に操られなくていいのよ。自分で自分を自由にしていいいの。私が祐介君の中にいたら、きっとまた意地悪したり、苦しめたくなると思う。それでは祐介君は自分の人生を生きることは出来ないわ」 可奈子は青い光のままだから表情はわからない。そして俺も光に包まれている。この会話を加代子は聞いているのだろうか。光の中から加代子は見えないし、もし何か言っていたとしても声は聞こえそうにもない。 これが本当に起きていることなのか、それとも幻覚なのか、それさえも判別できないほど頭の中は混乱している。しかし可奈子はまるで生きているかのように話しかけてくる。 可奈子を信じていいのだろうか。もし可奈子の言う通りだとすれば、このまま可奈子を心の中に宿したままでは、楽しい人生は送れそうもない。苦しみと悩みばかりの人生なら生きる価値はないように思える。 どうせ破滅する人生なら、いっそ、今ここで騙されて命を失ったとしても同じ事かも知れない。むしろ、この後、苦しみ悩みながらだらだら生きるよりもいいかもしれない。 手紙の返事をするときは今なのだろう。「いいよ、身体を貸すよ」 俺は心を決めて言った。
http://unabarakoeteyuke.blog.so-net.ne.jp/2008-10-22