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映画「しあわせのかおり」
「おそらく 今年の 邦画 NO.1 (私の・・・です^^)」は「しあわせのかおり」です。 あまり期待を持たずに行った、そういう隙をついて 「この1本」は出てくるものなのですね。期待を持たなかった訳はタイトルにあります。実は「しあわせ(幸せ・幸福)」には食傷していました。もう いいって!「幸せってなぁに?」  このタイトルを見て思いました。 「幸せの1ページ」の映画で懲りたのだと思います(映画自体は良かったけれど、日本でつけられたこのタイトルは いかにも「売らんかな」でつけられた 内容を誤解させるものでした) 幸せってなんでしょうねぇ・・・・・ 公式HPです(中華鍋のところが入り口ですよ~ ^^)http://www.shiawase-kaoru.jp/ ストーリーは 上のHPに詳しく書かれていますので、私はさわりだけ・・・・・ 金沢にある小さな中華料理店に貴子さん(中谷美紀さん)は社命でデパートへの出店交渉をします。近くの働く男達が昼に定食を食べに来る店でもあるけれど、味を知っている人は遠くからでもやって来る・・・・そういうお店です。 店主は年をとった料理人:王さん(藤 竜也さん)が料理を作り、近所の腰の曲がったおばあさんが昼の間だけお運びさんをして手伝っています。それだけの小さな店ですが 「絶対に出店を勝ち取れ!」貴子さんは上司から言いつかります。 「お願いします。確実に収益が出ます。ご損はさせません」貴子さんが言う度に、不機嫌に厨房に店主は引っ込みます。ある日 とうとう「もう あんたは この店に来ないでくれ  帰ってくれ」と言われてしまった貴子さんは話の接ぎ穂もなく「あ あの・・・・定食を食べさせてください。海定食」食べて 美味しさに驚き、かつ納得します。 次の日は「山定食」その次の日は「海定食」定食の名前はこの2つしかありませんが、定食の内容は毎日変わります。 ある日 王さんは倒れてしまいます。脳梗塞で体に麻痺が残ったため、店を続けていくことが出来なくなりました。彼が独り者で、このままでは店を閉めるしかないということを 貴子さんは知ります。 「私に料理を教えてください。お店の手伝いをさせてください」申し出る貴子さんに「同情されるのはいやだ」「違います これは 私のためなんです」この辺りから 貴子さんの事情も明らかになってきます。 私のこのペースで物語を書いていたのでは、この記事は終わりません _・)ぷっ 主な登場人物はこの二人のほかに 王さんが昔 お世話になった 女社長(八千草 薫さん)お店に野菜を入れている 優しい青年児童相談所の職員(かな?) 女社長さんの後継ぎの縁談が調い、その両家の大事な食事会を引き受けて欲しいと王さんは頼まれます。一度は断るものの、とんでもない出来事から 料理の修業を断念して家に引きこもる貴子の再起のきっかけにしたいと女社長に申し出る。 自分の中の邦画NO1になったのは、この先の展開が素晴らしかったから。 食事会以後の話の展開が私は大好きです。 年はとっているけれども優雅で美しい女社長の息子とその婚約者は 厨房で白衣で忙しく立ち働く王さん、貴子さんとは違う世界に住む人たちに見えます。婚約者の父親の思い、聡明な大人しそうな婚約者、女社長の息子、そして女社長・・・・・この人たちのエピソードは多くは描かれませんが、それぞれの人生に厚みがあるのを感じました。 実を言うと、この映画を選んだ動機は大したものではなくて 予告編にある料理シーンから「かもめ食堂」のように料理シーンを楽しもうと思って選びました。中谷美紀さん 「嫌われ松子の一生」で いい女優さんだと思いましたが、他の映画を見ることはありませんでした。藤 竜也さんにいたっては 30年ほど前の 大昔のTVドラマのイメージを未だに私は引きずっていました。 お二人ともいろんな映画で演技を高く評価されている俳優さんになっていらしたのですね。 こういうことは書かなくてもいいのかもしれませんが、藤 竜也さん演ずる王さんの料理のシーン、吹き替えは一切無いそうです。よくテレビ番組で見るような、もう少し若い料理人ほど料理の動作は派手ではありませんが、厨房に立っているその姿だけでも 藤 竜也さん演ずる王さんは「伝説の料理人」でした。 そして 中谷美紀さん、子供を抱えて必死に生きる母親の真剣さを描いて名演でした。この方、きれいですねぇ・・・・・ 映画タイトルでの「幸せ」なんていう言葉に食傷していたのは先に書いたとおりですが、それぞれの人生に「厚み」を感じたこの作品で 「しあわせ」の一面が見えたような気がしました。 by マヌカン☆
http://pekeneko.blog.so-net.ne.jp/2008-10-19

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